TOP > 吉雪便り > 合鴨米通信vol.3 「合鴨米の歴史」
2010年07月10日
日本には、平安時代頃に中国からアヒルやアイガモが渡来し、
家禽として定着したようです。
安土桃山時代には、除虫、番鳥として豊臣秀吉が水田での
アヒルの放し飼いを勧めたと言われていますが、
その後、江戸時代には、水禽を田に放つ技術は
見られなくなってしまいました。
現在行なわれている合鴨農法が確立したと言われているのは、
1985年、富山県福野町の兼業農家・荒田氏が、水田の生態系を保つ
無農薬栽培の一環として実用的アイガモ除草を取り入れ、それが
新聞やテレビで報道され、広く日本全国に認知されました。
こうして、合鴨米の歴史を紐解くと、先人たちの知恵と努力により
現在まで繋がっているんだなと感じました。