TOP > 吉雪便り > 合鴨米通信vol.12 「生きるという事」
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2010年09月15日
先日、取材に伺った時、下の写真のように倒れてしまった稲を見つけました。
田んぼ全体ではなく、この場所だけがうねる様に倒れていました。
農家の方にお話を聞くと、これは風や雨で倒れたのではなく、稲が伸びすぎて倒れた
んだと教えてくれました。
では、この場所は他の所より日当たりが良かったのでしょうか?
答えは全くの逆で、この場所は、アイガモ達の小屋の裏側で、日当たりが
もっとも悪い場所だったのです。
稲はもっと日光を浴びたいと、背丈をどんどん伸ばして倒れてしまったのですね。
この話を伺って、稲も「生きる」為に必至なんだと感じました。
合鴨農法を取材する事で、色々な生き物に支えられて私達も生きているのだなと、
あらためて気付く事が出来ました。