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2011年03月07日
日本の贈りものとして大切にしてきたことや、云われなどを
ご紹介させていただきます。
祝儀・不祝儀に関わらず、贈りものをするときには、一般的
に「小のし」と「水引」を一枚の紙に印刷した「のし紙」を
使います。今回はこの「のし」についてのお話です。
「のし紙」の右上には「のし」と呼ばれる紅白の折形が付き
ます。元々、この「のし」はあわびを干した「のしあわび」
を意味しており、贈答品に生ものを添えて神への供物とした
風習が転じ、現在のような紙で代用したものが一般的となり
ました。
「のし」には「伸ばす」という意味もあり、「祝い事が続くように」
との願いも込められていますが、引き伸ばすことを懸念し、
弔事には「のし」はつけません。
気持ちを伝えるために、大変なこだわりをもって贈り物を交
わしてきた先人たち。現在に残る名残から、改めて日本人
ならではの心遣いを感じることができます。