2010年10月21日
6月より取材し、当ブログを通じてご紹介してきた
「合鴨米」がついに当店にやってまいりました(^◇^)!!
「合鴨米 魚沼産コシヒカリ」
今回ご用意した「合鴨米」はもちろん、ブログでご紹介してきた
地元小千谷で唯一「合鴨農法」でコシヒカリを作っている農家の方から、
直接仕入れさせていただいたお米です。
お米の一粒一粒がしっかりしていて、当店の人気商品である、「南魚沼産コシヒカリ」
とはまた違った味わいをお楽しみいただけると思います。
アイガモと大地が育んだ、安心・安全で旨みたっぷりの「合鴨米」
是非、この機会にご賞味下さい。
「合鴨米 魚沼産コシヒカリ」はこちらからお買い求めいただけます。
5俵限りの限定販売!
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2010年10月07日
稲刈りも無事に終わり、いよいよ出荷間近となりました(^-^)
8月の猛暑とは打って変って、9月は雨続きで農家の方にとって、品質と環境の間で
頭を悩ませた稲刈りとなったようです。
猛暑と雨に耐え抜いた「合鴨米」はきっと美味しいに違いありませんね(*^^)b
当ブログ「合鴨米通信」を始めて早くも3か月がたち、農家の方には「合鴨米」の素晴らしさを
たくさん教えていただきましたので、ポイントを5つにまとめてみました。
ポイント①「完全無農薬」
アイガモを放し飼いにする事で、雑草や害虫を餌として食べてくれます。又、排泄物が稲の養分と
なり、農薬や化学肥料一切使用せずに栽培されます。
ポイント②「アイガモが稲を丈夫にする」
アイガモが稲の間を泳ぐことで、土が撹拌され根を刺激し肥料の吸収が良くなります。稲の茎もアイガモの動きに耐えようと太く丈夫に育ちます。
ポイント③「健康食」
完全無農薬により栽培されるので、安心で安全なお米です。アトピー、アレルギー体質の方にも
おすすめです。
ポイント④「はさがけによる天日乾燥」
稲刈り後、はさがけにし天日干しする事で、稲の茎や葉に残った養分がお米に吸収され、成熟した香り高い美味しいお米になります。
ポイント⑤「自然な形での栽培法」
稲とアイガモが共存し、完全無農薬で行われる「合鴨農法」はお互いの生命力を引き出し合う農法です。
自然な形での栽培方法を行う事で、凝縮した旨味たっぷりのお米が出来ます。
合鴨農法は人と環境に優しく、安心して食べられるお米を作る事が出来ます。しかし、その裏には
作り手の沢山の苦労と努力があります。
いよいよ新米シーズン到来です!!その想いと一緒にホカホカのお米を噛みしめたいと思います(*^_^*)!!
2010年09月27日
今回は、「はさがけ」についてご紹介したいと思います。
「はさがけ」とは、写真のように刈り取った稲を束ねて天日干しする方法で、
以前はどこの田んぼでも見かけた景色ですが、今ではコンバインで刈り入れと同時に、
脱穀を行う為、少なくなってきました。
農家の方のお話だと、刈り取った稲の茎と葉の部分には養分が残っていて、
稲を「はさがけ」にする事により、その養分がお米に吸収され、香りも良く
美味しいお米になるそうです。
写真の様に、刈り取られた稲には、「青米」と呼ばれる若いお米があります。
この青米も「はさがけ」する事で、養分が吸収され成熟したお米になるそうです。
米所ならではの景色にも、先人達の知恵がつまっているんですね(*^^)b
2010年09月21日
農家の方から、連休に稲刈りをすると伺ったので、取材に行って来ました。
いよいよ収穫の時ですっ(^-^)!!
アイガモ達も、自分が守ってきた田んぼの稲刈りを見守っています(^_^)
ここ数日続いた雨により、稲は倒れてしまい、土もやわらかく機械での収穫が
出来ない為、手作業による稲刈りが行われました。
一株一株、丁寧にカマを使い刈り取っていきます。農家の方も嬉しそうです。
丹精込めて育ててきた、黄金色の稲を刈る姿を見て感動しました。
刈り取った稲をまとめ、ワラで縛っていきます。これも全て手作業で、
大変な作業です。
こうして束ねた稲は「はざかけ」を行い十分に乾燥させます。
その後、脱穀を行いようやく「合鴨米」が出来上がります。
取材を通じて、初めて農家の方の目線でお米作りを体験する事が出来ました。
普段、何気なく食べているお米もこうした農家の方々の努力があってこそなんですね。
2010年09月15日
先日、取材に伺った時、下の写真のように倒れてしまった稲を見つけました。
田んぼ全体ではなく、この場所だけがうねる様に倒れていました。
農家の方にお話を聞くと、これは風や雨で倒れたのではなく、稲が伸びすぎて倒れた
んだと教えてくれました。
では、この場所は他の所より日当たりが良かったのでしょうか?
答えは全くの逆で、この場所は、アイガモ達の小屋の裏側で、日当たりが
もっとも悪い場所だったのです。
稲はもっと日光を浴びたいと、背丈をどんどん伸ばして倒れてしまったのですね。
この話を伺って、稲も「生きる」為に必至なんだと感じました。
合鴨農法を取材する事で、色々な生き物に支えられて私達も生きているのだなと、
あらためて気付く事が出来ました。
2010年09月10日
9月に入り、朝晩は厳しい暑さもやわらいできました。
日中も以前のようなジリジリとした暑さもなく、秋の訪れを感じます。
早い所では稲刈りも始まり、待ちに待った“新米”シーズンの到来です(*^_^*)
前回ご紹介した緑鮮やかだった合鴨米の稲も、黄金色に色づいてきました。
一粒一粒が重そうに頭を垂れて、実入りの良さが目で見てわかります(^-^)
合鴨米は、通常のお米に比べ収穫時期が若干遅いと、農家の方が教えて下さいました。
稲刈りまでおよそ半月程でしょうか、合鴨米の収穫まであとわずかです!
2010年09月02日
8月上旬に行われた「囲い込み」で、田んぼから引き上げたアイガモ君達はどうしてるでしょう?
アイガモ君達のその後が気になり会いに行ってきました(^-^)
約半月ぶりなのでワクワクしながら囲いの中をのぞくと・・・
おぉ!大きくなってる(^◇^)!!
前回紹介した時よりもさらに大きく、逞しくなってました。
しかし、成長につれて警戒心が強くなったのか、以前のように寄ってきません・・・
なんだかちょっと寂しかったです(^。^;)
農家の方が、アイガモ君達の大好物の「バナナ」をあげて、ようやく近づいてきてくれました(*^^)
農家の方の話によると、まだまだ大きくなるそうです。
今後のアイガモ君たちの成長から目が離せません(^v^)
2010年08月24日
前回、無事に「囲い込み」が終わり、アイガモ君達の引き上げが完了し、
合鴨米の収獲まであと1ヶ月余りとなりました。
その後の、稲の成長具合を確認してきたところ、
緑鮮やかな稲が目に飛び込んできました(^-^)!!
今年の夏は猛暑になり、稲の成長も早く、稲穂も大きくなっていました。
実り始めた稲穂を見ていると、夏の終わりとともに、秋の訪れを感じました。
2010年08月12日
8月上旬ころ、田んぼからアイガモ達を引き上げる、
「囲い込み」に立ち会わせていただきました。
エサをあげつつ誘導し、田んぼから上がってくるアイガモ君たち。
アイガモの動きを熟知している農家の方による見事な誘導で次々と囲いの中へ
入っていきます。
あっという間に、すべてのアイガモを囲いの中に入れ「囲い込み」が完了しました。
囲い込みを終えると、一旦田んぼの水を抜き土を乾燥させる「中干し」を行います。
その後、再び水を入れなじませます、この作業を数回繰り返す事で水を入れつづけて、
やわらかくなっている田んぼの土を固める事が出来るそうです。
中干し作業が終わるといよいよ稲刈りです!
『合鴨米』と出会えるまであと少しです(^-^)!!
2010年08月05日
前回、ご紹介させていただいた、「鴨の豆知識」の記事を見られたお客様から、
『飛ばないなら、全部アヒルでもいいのでは?』
という、ご質問をいただいたのでお答えしたいと思います。
確かに、「飛ばない」という条件だけを見ればアヒルでもいいのですが、
アヒルは、真鴨を食肉用に改良した品種なので、身体が大きいのです。
通常の真鴨肉に比べ、アヒルは倍の肉量との事....。
その為、アヒルだけで合鴨米農法を行うとその大きな身体で稲をなぎ倒してしまい、
お米の収穫量が減ってしまうそうです。
【アイガモ達によって壊されたアゼ】
アイガモ君たちでさえ、集団でアゼを壊してしまうのに、大きなアヒル達では更に
被害が大きくなります。これも、合鴨農法の難しさなのかもしれませんね。
2010年08月03日
先日、合鴨米農家の方を取材した時に、「鴨」についての豆知識を
教えていただきました。
合鴨農法で行われている鴨の放し飼いですが、以前は渡り鳥である
「真鴨」で行われていたそうです。
しかし、真鴨は飛ぶ事が出来る為、逃げ出さない様に田んぼに屋根のような
ネットや囲いをしなければならなく、とても大変です。
そこで真鴨にアヒルを掛け合わせ、飛ばないカモ「合鴨」が生まれ、合鴨農法が
確立し行われるようになったそうです。
写真に写っている「白い鳥」はアヒルです。
この農家さんでは、試験的に20%アヒルを混ぜているそうです。
2010年07月23日
先月の取材で初めてアイガモ君達と出会ってから、
早いもので1ヵ月が経ちました。
今回は、アイガモ君達の成長ぶりをご紹介したいと思います。
【今回取材時のアイガモ君達】
1ヵ月で逞しく育って、堂々としてますね(^-^)
取材を終え帰ろうとすると、以前は自分が動くと逃げていったアイガモ君達に、
今回は逆に取り囲まれてしまいました(^_^;)
少しの間で、すっかり大きくなり、アイガモ君達の成長を見る事が出来ました。
稲も太く・高く育っていて、秋には立派なお米が収穫できるな~と思い、
今からホカホカ炊き立ての新米が待ち遠しいです。
2010年07月15日
「合鴨米」を作る合鴨農法には様々な利点があります。
ポイント① 「完全無農薬である事!」
アイガモ達を放し飼いにする事で、雑草や害虫を餌として食べてくれます。
排泄物が稲の栄養分となり、化学肥料や農薬を一切使用しません。
ポイント② 「アイガモ達が稲を丈夫にする!!」
アイガモが稲の間を泳ぐ事で、土が撹拌され根を刺激し、肥料の吸収が良くなります。
そして、中耕により稲穂の成長を促進させる効果があります。
アイガモ達のおかげで稲は丈夫に育ち、美味しいお米ができるんですね。
前回の取材の時は、まだまだ小さかったアイガモ君ですが、たくましく大きくなってました(*^_^*)
2010年07月10日
日本には、平安時代頃に中国からアヒルやアイガモが渡来し、
家禽として定着したようです。
安土桃山時代には、除虫、番鳥として豊臣秀吉が水田での
アヒルの放し飼いを勧めたと言われていますが、
その後、江戸時代には、水禽を田に放つ技術は
見られなくなってしまいました。
現在行なわれている合鴨農法が確立したと言われているのは、
1985年、富山県福野町の兼業農家・荒田氏が、水田の生態系を保つ
無農薬栽培の一環として実用的アイガモ除草を取り入れ、それが
新聞やテレビで報道され、広く日本全国に認知されました。
こうして、合鴨米の歴史を紐解くと、先人たちの知恵と努力により
現在まで繋がっているんだなと感じました。
2010年07月03日
6月下旬頃、「合鴨米」を作っている農家の方からご連絡をいただき、
アイガモ達を田んぼへ放す「放鳥」に立ち合わせていただきました。
一斉に小屋から飛び出して来たアイガモ君達!
勢いよく田んぼに飛び込んでいきました!!
まだまだ小さいアイガモ君達ですが、お米と一緒にすくすく大きくなってほしいです。
頑張れ!!チビガモちゃん!!
2010年06月26日
突然ですが、「合鴨米(あいがもまい)」ってご存知ですか?
名前は知っているけど、どんな物かは知らない・・・。そんな方も多いかもしれません。
「合鴨米」とは、田植えが終わった田んぼに、アイガモ達を放し、稲に有害な害虫や
雑草を食べてもらう事で、完全無農薬で作られる安心・安全なお米です。
地元、小千谷で唯一「合鴨農法」で魚沼産コシヒカリを作っている、
農家さんをこれからも取材して、日々の稲・お米、アイガモ君たちの
成長をお伝えしていきたいと思います。